wet-to-dry’s blog

京大大学院生の備忘録ブログ

実験マウスを管理するための専用フォームを開発する5-最終回-

概要

以前から「マウス管理システム」なるものをちょくちょく作っています。

第一回

wet-to-dry.hatenablog.com

第二回

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第三回

wet-to-dry.hatenablog.com

第四回

wet-to-dry.hatenablog.com

これを、さらに変更しました。

変更点としては、

  • gsファイルとCSSファイルを変更して、スマホでちょうどよく表示できるようにした(gasアプリの特性として、metaタグをいじるだけではスマホ画面に合わせることができなかったため、doGet()をいじりました。)

  • 屠殺用ページのマウス選択を、selectタブで選ぶ形式から表のボタンを押す形式に変えました。(ユーザーの体感が早くなると同時に、屠殺する匹数を選べるようになりました。)

  • 屠殺したマウスを「屠殺マウス」シートに記録できるようにしました。

  • 仔分け用のページを作成しました。

  • 交配用のページを作成しました。

  • resultのページを削除し、入力が終わったら手動でトップページに戻るようにした(たまにgoogle.script.runコマンドが回りきる前にページ遷移してしまって、うまく入力が反映されないことがあったからです)。

を主にいじりました。

できたもの

完成版アプリはこちら↓(僕の本番用は別ですので、自由に使っていただいて構いません)

script.google.com

スプレッドシートは引き続き以下のものを使用しています↓(これも練習用ですのでいじってもらって構いません)

docs.google.com

コードはgithubにまとめてバージョン管理するようにしました。

github.com

使用方法

まず、マウスが生まれたときです。 トップページで「生まれた」をクリックすれば、生まれたマウスを入力するページに遷移します。 生まれたオス、メスの匹数をプルダウンで入力し、「今日」から「7日前」までの間で生まれた日を指定し、出産した母マウスを選んだ後に「送信する」ボタンを押します(映像にはプルダウンが表示されていませんが、録画の使用なので実際は表示されます)。 入力が終わると、ポップアップが出ます。

youtu.be

次に、マウスを実験などで屠殺した時です。 トップページで「屠殺した」をクリックし、「使用したマウス」のプルタブで使用したマウスが記入されているスプレッドシートのシート名を入れます。 その後、使用した数だけ「追加」ボタンを押し、使用した理由を下の入力欄に記入した後、「送信する」ボタンを押します。

https://youtu.be/zwJqOiqgP3Myoutu.be

次に、マウスが3週齢になった時のオスメスの仔分けです(他の研究室がなんと呼んでるかわかりませんが笑)。 トップページで「仔分け」をクリックし、「仔分けしたマウス」のリストの中から仔分けしたマウスを選び、チェックを入れます。 下の「匹数の変更」の欄で、生まれた時と仔分け時に数が異なってしまったものを調節し、「間引き」の欄で数が多すぎて間引くマウスを入力します。 すべて入力したら「送信する」ボタンを押します。

youtu.be

最後に、マウス同士で交配をかける操作です。 トップページで「交配」をクリックし、最初のプルタブで「交配開始」か「交配終了」を選びます。 下のリストでは、交配をかけることのできるオス、メスが表示されていますので、交配をかけるもの同士にチェックを入れ、「送信する」ボタンを押します。

youtu.be

あとがき

やっと使用に耐えうるものができました。

最後できたと思ったら、入力が反映される時と反映されない時があってビビりました笑

結局、google.script.runコマンドの速度とページ遷移の速度の兼ね合いでしたね。

GAS難しい。

2020/12/03追記

記事をまとめました。

wet-to-dry.hatenablog.com